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庭を造る要素|雑木の庭(1)
葦簀(よしず垣)
葦(よし)は、垣根の素材として使われることは稀で、一般的に葦簀(よしず)として用いられることが多く、夏季を中心に軒先などに立て掛けて使用されています。
和室の窓外に、隣接する駐車場からの視線を排除する役目を持ちながらも、葦の隙間から洩れる程良い採光は、森の木漏れ日のような優しい明かりを室内にもたらしてくれます。
また夏には強い日差しを遮り、その熱を葦が吸収してくれるので風通しが良く、涼しく過ごすことができます。
植栽(ジューンベリー)
ジューンベリーは丈夫で育てやすく、落葉低木で樹高は高くなりますが、その木姿・樹形の美しさ、春先に木全体が霞がかったように咲き誇る細長い五弁の美しい白い花、初夏に鈴なりに生る真っ赤な実がとても印象的で、近年はシンボルツリーとして植える家も多くなりました。
山道をイメージしたこの庭では、その季節ごとに、春には白、夏には赤と色彩のアクセントを与えてくれています。6月も近い初夏の頃に、赤く熟した実を付けることからジューンベリー(6月の木の実)の名があります。
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