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松竹梅 完成

長く間が空いてしまいましたが、第二期工事の続きです。

築地塀を終えて、既存ブロック塀の仕上げに入ります。

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丸瓦を乗せて下地を塗ります。

御影石を貼り間延びしたブロック塀のバランスを取ります。

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そして仕上げは、土佐漆喰の中塗りとされていた半田塗りをヒントに現場の赤土を利用して施工しました。

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硬い表情だったブロック塀が土塀のやわらかい表情に変わります。

いよいよ植栽に入ります。

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まずは、この築地塀に合わせて赤松を植栽しました。
打ち合わせ時は、樹種は何にも決めずにいましたが、築地塀が出来上がるにつれて、これは赤松が似合うなと思い赤松に決めました。

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既存樹木のスモモと赤松が築地塀の雰囲気をより引き立たせます。

そして門側の庭は、日本の里山の代表的な風景竹林を提案させて頂きました。

竹林と言えば孟宗竹ですが、孟宗竹は成長が早く、わずか3ヶ月程で20m以上になるので、一般住宅では忌避されていました。

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しかし、今回植える竹は一般住宅でも植えられる竹として孟宗竹を品種改良したヒメアケボノモウソウチクと言う伸びない竹です。

ヒメアケボノモウソウチクは、平均5~6mにしかならずに管理もしやすい竹として近年注目されています。

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下草を植えて仕上げに入ります。

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最後に、築地塀回りに苔を撒いて苔の発生を促しまます。

これで、完成です。

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門前に植えられた百日紅をくぐり、竹林を通り抜けると築地塀が出迎えてくれます。

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室内からは、林を背景に赤と築地塀、スモモ()の木が都会の喧騒を忘れさせてくれます。

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近年、失われつつある日本の原風景(自然観)を庭に表現出来ればと思って施工致しました。

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時間が経てば経つほどその環境に馴染んで味わい深い、落ち着きある景色となり、住まう人の心の拠り所となる事と思います。