漢方の続きです。
五葉松の根鉢を作り何ヵ所か穴を掘ります。
そこに残りカスを撒きます。
次に、煮汁を水で薄めてたっぷりと根鉢に与えます。
最後に、噴霧器で散布します。
昔ながらの先人達の知恵には、とても驚かされる事ばかりです。
仕上げに、さし枝を下げて今回の作業は終了です。
どんな事にも手間を惜しまず、知恵を絞り出してきたからこそ今の日本文化の礎がある気がします。
近年では、どれだけ手間をかけずに早く仕上げるかで職人の良し悪しを決められてしまいます。
何とも悲しい現実です。
だからこそ、物作りに携わる者として先人達の知恵を大事にし、手間を惜しまずに、庭作りに生かしていきたいと思います。