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 門袖垣の素材として選んだ竹は、これから雨風に晒され日差しを受けて、その色と風合いに渋みを増し、より豊かな表情を見せてくれます。自然素材はどんな場所にも馴染みやすく、その素朴で優しい佇まいはこの庭の顔として一つの景色を創り出しています。移り変わる季節の中でいつでも優しく人々を迎え入れ、特に夏の暑い時期には、照り返しに晒されたアスファルトの路上から、いかにも涼しげな竹林へと人々を誘ってくれます。

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 庭内へと続く階段には、落着きある色調で、暖かみのある肌合いを持つ白河石を使いました。手作業で丁寧にコブ出し加工を施し、野趣に富んだ表情をその身に纏ったこの石は、門袖垣を抜け竹林に分け入っていく導線の人工的な感じを打ち消し、鄙(ひな)びた雰囲気を醸し出しています。温もりある質感は木々との調和も良く、景色の中に落ち着きを持たせ、全体をまとめる役割を果てしてくれています。

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 門袖垣の足元に配置されたシロヤマブキは、しなやかに伸びるその枝の美しさと、春先に付ける素朴な白い花で、外溝にアクセントを加えています。

ヤマブキとは全くの別種でありながら、立ち姿が似ていることから名付けられました。

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