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 駐車場の土留めに木曽石を空積みと言う手法で積上げました。空積みとは、厚い石をあまり加工せずに積上げ、その積石の裏に拳大の石(グリ石)を充填した積み方です。加工を最小限に留めた事により、景色に違和感なくとけ込み、どっしりとした落ち着いた存在感で優しさと安心感を与えてくれています。また、空積みにした事により庭内の水捌けが良くなり樹木の生育環境をより良好に保ってくれています。

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  改修前、無機質で冷たい印象だったブロック塀を、土佐漆喰の工程で中塗りとされていた半田塗りを仕上げとして、この庭にあった赤土を使い仕上げました。半田仕上げとは、土と石灰を半々に混ぜ合わせて仕上げる手法の一つで、土壁の持つ暖かくて柔らかい表情と漆喰壁の強度と耐久性を兼ね備えた土壁です。
また、表面にあえて小ヒビを入れる事により長い時をこの場所で過ごしたような深い味わいを与えています。

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 この庭の入口にある竹で作った門袖垣の脇に、元々この庭にあった百日紅を移植しました。初夏から秋にかけて深緑の時期に、鮮やかなピンク色の花で人々を出迎えてくれます。この木は、落ち着いた佇まいで素朴な印象の門袖垣に、華やかさと柔らかさを添えてくれています。本来この場所に配置するには少し背丈が足りませんでしたが、外構も合わせこの庭の顔として、ゆっくりと流れる時の中で成長していくことでしょう。

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