HOME > 庭を造る要素

 野趣の雰囲気を持つ杉皮塀は竹林との相性が良く、特にダイニングから見た風景の中で竹林を浮き立たせ印象深いものにしています。背景となる壁や垣根は、質素である方が前に配置された物の存在をより生かしてくれます。綺麗過ぎず、それでいて年数が経てば味が出てくる。隣接する家との間で垣根本来の役割をしっかりと果たしながら、落ち着き有る空間を構成する重要なエレメントとして、住まう人に癒しを与えてくれています。

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 師事していた親方が以前造った庭で使われていた庭園灯を解体工事の際に回収していたものです。錆び付いてその役割を果たせずにいたこの庭園灯は、錆を取り除き新たに塗装をし直して竹林内のポイントとして設置致しました。柱には、杉皮塀や竹林の景色に馴染むように皮付き栗丸太で仕上げました。新たな場所でまたこの庭に集う人々を暖かく照らし見守ってくれることでしょう。

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◆ソヨゴ 
門から入り、竹林に視線を伸ばした先に、杉皮塀の切れ目から隣家の玄関が丸見えになっていました。杉皮塀を延長して完全に目隠しするのもあからさまなので、美しい濃い緑の葉が魅力的なソヨゴを植栽して視線を切る役目を与えました。その美しい葉が風に「そよそよ」と音を立てそよぐことから「ソヨゴ」という名がつきました。
  
◆コハウチワカエデ

ソヨゴの隣には、これもまた葉の形が特徴的なコハウチワカエデを植栽しました。天狗が持つという羽団扇に似た葉をつける樹木で、葉がハウチワカエデよりも小さいため小羽団扇楓と呼ばれています。角度をつけて植えられたコハウチワカエデは、ソヨゴと並んで竹林の中に、動きと変化をもたらしています。

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