HOME > 庭を造る要素

 素材である竹とシュロ縄そのものが持つ独特の質感は、季節を重ねるごとに、日差しや雨風に曝され朽ちていく事で、えも言われぬ趣をその身に纏います。

 また雨に濡れたその艶やかな表情と、何処となく寂しげな佇まいは飽きることなく見る人を魅了します。エアコンの室外機を隠し、隣接する駐車場からの視線を遮る垣根としてその役割を果たしています。

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 切石や五郎太石、張石などを組み合わせた短冊形の石敷き。庭園の小径に飛石を打つ際に、長く続くと景色が単調になるのを防いでおり、この庭の風景の中でも一番のポイントとなる存在感をもっています。周りに砂利を敷き詰め、土を覆うことで、雑草や泥はねを防ぎ景色をすっきりとまとまりよく見せています。

 また植栽との境界に下草(龍の髭)を配置し、色彩豊かなコントラストが心地よい風景を創り出しています。雨に濡れて、錆びついたような石の表情もまた格別です。

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 先に紹介した竹垣や延段が、独特の表情と存在感を持って風景を創り出している中、剥き出しになっていたマンホールの蓋(鋳鉄)の周りを、全体との調和を考え自然素材の石を加工・配置して仕上げました。
 幾何学的に直線の組合せが多いこのシーンにおいて、円形を2つ敢えて強調することで風景の中に「柔らかさ」と「面白さ」を醸し出しています。

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 母屋から庭への導線。犬が通れるくらいの幅しかない道という意味合いからこう呼ばれています。山砂を使った伝統の「洗い出し」と言う技法を用い、表面に表情を持たせました。今回は洗いを控えめに仕上げ、犬走り自体の存在感を抑えめにすることで、その先に続く延段をより引き立てています。

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 昔家主がどこかで買ってきた石灯篭。リフォームの際、庭に埋まっているのを見つけ、庭のアクセントとして配置しました。新たに庭を造る場合にも、以前の庭で使用していた木や石、樹木などを利用することができます。これらを生かすことも、職人の仕事です。

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